最近観たもの-2-

南極料理人
http://nankyoku-ryori.com/


以下、感想追記。(2009.8.30)

こちらは8/22の初日に観て、どうしてもまた観たくなってしまって昨日の8/29にも観て、計2回観てきました。っていうのでもお分かりかと思いますが、面白かったですね。加えすぎず引き過ぎず、ほのぼのしすぎず、重すぎず、色んな意味でバランスが良いなぁ映画だなぁと思いました。それから、この作品観に行ったのは、堺さん目当てだったんですけど、映画自体も面白そう、というか、料理してる堺雅人なんて似合いすぎなんじゃないの!?と思いつつ観に行ってきたんですけど、予感的中!包丁さばきとか、料理の盛り付けの手つきだとか、もういちいち美しくて。いや、でもだんだんとだらしなさも出てきたりするんですけどね。そこがまた面白かったなぁ。でも、主役が堺さんなんですけど、不思議な立ち位置というか、観測隊員の皆さんがワイワイやっていたりするのを見守っているような感じだったからか、観ているとふと主役だって言うのを忘れてしまうような感じがしました。いや、それが悪いと言うのではなく、前に立ち過ぎていないので、他の皆さんもちゃんと描かれていて、それぞれのエピソードなんかも面白く観れました。隊員の皆さん、芸達者な方ばかりで面白かったですね。皆さん何気に濃いんですが、中でもやっぱり生瀬さん、きたろうさん、豊原さん。このお三方、いいですねぇ。それぞれの面白かったところは…●生瀬さん:朝の体操で斜めに反って手を上にピーンと上げる時にニマっとする表情。●きたろうさん:ラーメン食べたくて西村にすがるような目で訴えかけるところ&食べられた時の表情。●豊原さん:全体的に適当なんだけど、大いに楽しんでる感じ。
それから、出てくる料理がみんな美味しそうでしたね。特別なものは全然なくて、普段食べるようなごく普通のご飯メニューなんですけど(一部高級な食材もありましたが。あれは面白かったなぁ。)、映し方なのか、盛り付け方なのか、丁寧に作られたというのが感じられて、とっても美味しそうでした。
あ、そういえば堺さんですごく印象に残ったのが唐揚げ食べて泣いてしまうところ。あれは切なくてグッときましたね。他であんまり感情を表に出していない分余計際立って感じられました。彼もやっぱり寂しかったんだなぁって。
いや、もうホント、毎月1回は観たい。メッセージ性とかあるわけじゃないんだけど、ここのところ心がささくれ立っているので、観ると不思議と落ち着くんですよね。何だかホッとする。